塗装って必要なの?
新築のような美しさを取り戻せたり、イメージチェンジができたりするなど、塗装をすることで建物の美観が保たれます。内部を快適な状態に保ったり、風雨や紫外線、汚染物質から建物を守るという重要な役割も持っています。そのため、塗料には遮熱・断熱効果をはじめ、防藻や防カビ、防水といった様々な効果があるのです。
塗装を行うメリット
建物の保護
塗装をすることで、風雨や紫外線から建物を守ることができます。塗装があるのとないのとでは建物の寿命が全然変わってきますので、建物の寿命を延ばすためにも定期的な塗装のメンテナンスをおすすめいたします。
美観向上
塗装によって建物を美しく維持できるため、資産価値の向上にもつながるのではないでしょうか。お好みのカラーやデザイン、質感の塗料を塗れば、新築のような輝きがよみがえったり、イメージチェンジができたりします。
遮熱・断熱効果
夏には熱の侵入を防ぐ遮熱効果で温度の上昇を抑え、冬には断熱効果で暖気を逃がさないように作用し、一年中建物内を快適な状態にします。また、紫外線による影響も抑えられるため、外壁が長持ちするというメリットもあります。
防藻効果
藻によって建物の美観が損なわれる上に、藻が水分を保持することでカビが生えやすくなり、塊が排水管に詰まることもあります。そのような事態にならないよう、藻を除去した後に防藻効果のある塗料を塗り、再発生を防ぎます。
防カビ効果
塗料には、カビの発生や繁殖を防止する効果があります。防カビ効果のある塗料を塗ることで清潔感が出て見た目が美しくなるのはもちろんのこと、衛生的な環境になるため健康被害のリスクも抑えられるでしょう。
防水効果
塗膜が防水効果を発揮して外壁や屋根を守ると同時に雨水が建物の内部に浸入するのを阻止し、雨漏りによる建物の劣化を防ぎます。その結果、丈夫で綺麗な状態をキープでき、住宅寿命を延ばすことにもつながるのです。
塗装の塗り替え時期
塗装の塗り替えの目安は外壁が10年前後、屋根が6年から10年、鉄部が3年から5年といわれており、ひび割れや塗膜の剥がれ、カビなどが出ている場合は塗り替えが必要というサインです。専門知識と経験を積んできた熟練職人が綿密な調査をいたしますので、「塗り替えた方がいいのか分からない」という方はお気軽にお問い合わせください。
外壁 | 10年前後 ひび割れが発生していたり、外壁を手でこすると粉がついてきたら塗替え時期 |
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屋根 | 6~10年 塗装が色あせたり、剥がれたら塗替え時期 |
防水の施工タイミング
シーリング | 8~10年 ひび割れが発生していたり、外壁を手でこすると粉がついてきたら施工時期 |
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FRP防水 | 10年前後 粉が吹いてきたり、白く劣化してきたら施工時期 |
塗料の種類
着色顔料と樹脂からできている塗料には数多くの種類がありますが、水に溶ける水性系塗料とシンナーで溶ける溶剤系塗料の2種類に大別できます。また、樹脂には安価で取り扱いやすいウレタンと防汚性や耐久性に優れているシリコン、より耐久性が高く手頃なフッ素、耐用年数が20年~と長い無機の4種類があります。
水性系塗料
水性系塗料は取り扱いやすく、溶剤系塗料に比べて作業がしやすいという特徴を持っています。また、溶剤系よりも価格が安く、臭いもしないというメリットがありますが、耐久性や耐候性には優れていません。
溶剤系塗料
溶剤系塗料は耐久性や耐候性に優れているため、家具や車、船などあらゆる物に利用されています。その一方で、水性系塗料と比べると取り扱いにくいので作業に時間がかかり、価格が高く、シンナーの臭いがするというデメリットもあります。